Maya – リソースイメージを抽出

import maya.cmds as cmds
resources = cmds.resourceManager()
for resource in resources:
  saveDirPath  = "D:/MYAM_temp"
  saveFilePath = "%s/%s" % ( saveDirPath , resource )
  cmds.resourceManager( saveAs=(resource , saveFilePath ) )

ツールのGUIを作ってる時、Mayaのリソースイメージをそのまま流用したいことがある。
わざわざキャプチャしたりするのは面倒なので、上記のコマンドでごっそりイメージファイルを抜き取って、必要なアイコンを使ってしまおう。


こんな感じで簡単にアイコンを抽出出来た。

書籍「その数式、プログラムできますか?」

 論文や教科書を参考に、数式をプログラムコードに落とし込みたいと思った時、複雑な数式をコードに落としこむのは、高い数学の素養を必要とすることが多く、なかなか骨の折れる話だったりする。この本は、そんな時の一助となる書籍です。

訂正
以前書いたレビューでは、数式をプログラムコードに落としこむ方法に焦点を当てた本であると取られてしまったかもしれません。
そのため、少し補足をする必要があります。

この本は、ジェネリックプログラミングと呼ばれるプログラミング手法に焦点が当てられています。
※ジェネリックプログラミングとは、データの形式に依存しない高効率なコードを書くスタイルで、ポリモーフィズムの一種。詳しくは以下をご参照ください。
ジェネリックプログラミング-Wikipedia
C++ジェネリックプログラミング入門

数式をコードに落としこむ下りも当然登場するのですが、どちらかと言うと既存の定理の数式(アルゴリズム)をより一般化し、最適化し、結果が正しいことを証明し、コードに落としこんでいくという内容がメインで、例えば、Σはプログラムコードに落としこむとどういったコードになるのかといった、数式をコードに落としこむ方法を一から懇切丁寧に解説する書籍ではありません。

もしこの記事を見た方が誤解して買ってしまい、話がちゃうやんけ!となってしまっては申し訳ないので訂正させていただきます。(すみません)

内容は非常に興味深く、役に立つ書籍だと思いますので変わらずおすすめしたいと思います。

Python SOPでデフォーマーを作ってみる

リクエストがあったのでVOP SOPのような処理をPython SOPで行う方法を書いてみる。
とりあえず、ノード構成はこんな感じでやってみる。

■Python SOP

myDeformerはPython SOP
Python SOPはデフォルトの状態だと以下のようにコードが記述されている。

###########################################
node = hou.pwd()
geo = node.geometry()

# Add code to modify contents of geo.
# Use drop down menu to select examples.
###########################################

 

hou.pwd()はPython SOP自身のノードオブジェクトを返す。
Node.geometry()は自身に入力されたhou.Geometry型のジオメトリオブジェクトを返す。

geometryの中にはPointやEdgeやPrimitive型のオブジェクトが含まれており、実際に形状や色を変更する際は、これらのコンポーネントオブジェクトを取得して操作する。

■コンポーネントの取得

■Pointリストの取得
points = geo.points()

■Primitiveリストの取得
prims = geo.prims()

それぞれのコンポーネントに一律の処理を行うには?

 

・単純にforループで回す
for point in points:
  position = point.position()

for prim in prims:
  verts = prim.vertices()

・iterPointsを使う(generatorの使用、こっちのほうがメモリ効率良さそう)
for point in geo.iterPoints():
  position = point.position()

 

■pointを移動してみるサンプル

###########################################
import math

node = hou.pwd()
geo = node.geometry()

# Add code to modify contents of geo.
# Use drop down menu to select examples.
for point in geo.points():
  initPosition = point.position()
  pointIndex = point.number()
  radian = math.radians( pointIndex )
  displacement = hou.Vector3( [ 0 , math.sin( radian * 10 ) , 0 ] )
  newPosition = initPosition + displacement
  point.setPosition( newPosition )
###########################################

 

 

・Gridを変形

・Sphereを変形

■各オブジェクトのリファレンスマニュアル

各オブジェクトの使い方は以下のマニュアルを参照すべし

・hou.Geometry
http://sidefx.jp/doc/hom/hou/Geometry.html

・hou.Point
http://sidefx.jp/doc/hom/hou/Point.html

・hou.Prim
http://sidefx.jp/doc/hom/hou/Prim.html

Maya Python から Maya APIに進む

スクリプトで出来ることは、ほとんど出来る気がしてきたので、次は、一度挫折したC++ APIに着手していこうと思う。
PythonでクラスとかのOOP慣れしたせいか、意外とサクサク勉強が進んでる。
この調子だと、半年かからずにそこそこのプラグインが量産できるようになりそうな予感。