書籍「マイクロインタラクション ―UI/UXデザインの神が宿る細部」

良いツールの要素とはなんだろうと考えた時、第一に安定性や機能の豊富さ等が挙げられると思いますが、それと同程度以上に必要な要素とは、ユーザにとっての使い易さやわかり易さなのではないかと思います。

ツールに含まれる動作一つをマイクロインタラクションと呼びます。
マイクロインタラクションは、トリガールールフィードバックループとモードの4ステップに分割して考えることができます。

トリガー : 動作が起こるきっかけ
ルール : 動作内容
フィードバック : ルールにより引き起こされる反応
ループとモード : ルールの長期的な動作

本書では、ツール設計の際、いかに良いマイクロインタラクションを設計し、ユーザーフレンドリーなツールをつくり上げるかに焦点を当てながら、既存のWebサイトやソフトウェアからGUIを抜粋し具体例として挙げ、それらの良い点と悪い点を考察します。

ツールを作るとき、理解しやすく使いやすいツールにしたいと考えるけれど、その方法に明確な指標を持てておらず、結果的にユーザの操作に対して反応がぎこちなく、分かりにくいツールになってしまう悩みを持っているような方には特にお勧めしたい一冊です。

Maya – リソースイメージを抽出

import maya.cmds as cmds
resources = cmds.resourceManager()
for resource in resources:
  saveDirPath  = "D:/MYAM_temp"
  saveFilePath = "%s/%s" % ( saveDirPath , resource )
  cmds.resourceManager( saveAs=(resource , saveFilePath ) )

ツールのGUIを作ってる時、Mayaのリソースイメージをそのまま流用したいことがある。
わざわざキャプチャしたりするのは面倒なので、上記のコマンドでごっそりイメージファイルを抜き取って、必要なアイコンを使ってしまおう。


こんな感じで簡単にアイコンを抽出出来た。

Python SOPでデフォーマーを作ってみる

リクエストがあったのでVOP SOPのような処理をPython SOPで行う方法を書いてみる。
とりあえず、ノード構成はこんな感じでやってみる。

■Python SOP

myDeformerはPython SOP
Python SOPはデフォルトの状態だと以下のようにコードが記述されている。

###########################################
node = hou.pwd()
geo = node.geometry()

# Add code to modify contents of geo.
# Use drop down menu to select examples.
###########################################

 

hou.pwd()はPython SOP自身のノードオブジェクトを返す。
Node.geometry()は自身に入力されたhou.Geometry型のジオメトリオブジェクトを返す。

geometryの中にはPointやEdgeやPrimitive型のオブジェクトが含まれており、実際に形状や色を変更する際は、これらのコンポーネントオブジェクトを取得して操作する。

■コンポーネントの取得

■Pointリストの取得
points = geo.points()

■Primitiveリストの取得
prims = geo.prims()

それぞれのコンポーネントに一律の処理を行うには?

 

・単純にforループで回す
for point in points:
  position = point.position()

for prim in prims:
  verts = prim.vertices()

・iterPointsを使う(generatorの使用、こっちのほうがメモリ効率良さそう)
for point in geo.iterPoints():
  position = point.position()

 

■pointを移動してみるサンプル

###########################################
import math

node = hou.pwd()
geo = node.geometry()

# Add code to modify contents of geo.
# Use drop down menu to select examples.
for point in geo.points():
  initPosition = point.position()
  pointIndex = point.number()
  radian = math.radians( pointIndex )
  displacement = hou.Vector3( [ 0 , math.sin( radian * 10 ) , 0 ] )
  newPosition = initPosition + displacement
  point.setPosition( newPosition )
###########################################

 

 

・Gridを変形

・Sphereを変形

■各オブジェクトのリファレンスマニュアル

各オブジェクトの使い方は以下のマニュアルを参照すべし

・hou.Geometry
http://sidefx.jp/doc/hom/hou/Geometry.html

・hou.Point
http://sidefx.jp/doc/hom/hou/Point.html

・hou.Prim
http://sidefx.jp/doc/hom/hou/Prim.html

Maya Python から Maya APIに進む

スクリプトで出来ることは、ほとんど出来る気がしてきたので、次は、一度挫折したC++ APIに着手していこうと思う。
PythonでクラスとかのOOP慣れしたせいか、意外とサクサク勉強が進んでる。
この調子だと、半年かからずにそこそこのプラグインが量産できるようになりそうな予感。